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読書会しました。

読書会を行いました。以前はちいさな島のコンテンツだったのですがこちらのほうが適していると思いますので、今後はおとこそで紹介していきます。

 

場所はお察しのいい方ならおわかりでしょうがジョナサンです。月イチで朝7時に集まって男同士で2時間ほどくっちゃべる「朝会」で読書会をするのが最近の通例となりつつあります。

 

今回は私をふくめ3名で行いました。

まず私から。今回は不条理シリーズで持ってきました。

アルベール・カミュのシーシュポスの神話、それからフランツ・カフカの城です。

どちらも不条理極まりない作品です。城は小説ですが、カミュの方は哲学書です。

カミュは不条理の中から幸福を見出す不条理哲学を打ち立てます。同時代にサルトルがいますが、あちらはブルジョアジーという立場から不条理を眺めていますが、カミュはアルジェリア人ということもあって社会の底辺という視点を持っています。なにかと現代人も当てはまる内容ですが、読んでいてなかなかつらいものがあります。

 

城はそんなシーシュポスの神話と違って小説ですのでその不条理っぷりを楽しむことができます。カフカの小説はどれもそうですが、もうわらっちゃうくらい不条理です。でもその不条理さは読み手に対してそう感じさせるのであって、主人公であるKは読みてほど不条理を感じていないのではないかと思うのですがどうでしょうかね。

 

コンビニ人間は本日初参加の方が持参されました。主人公は36歳の女で15年以上コンビニの店員をしています。コンビニで働く自分が本当の自分であり、オフの時の自分は自分ではないみたいな。仕事人間。大いに共感できるところがありとてもおもしろかったそうです。

 

妻のトリセツ、自分を売り出す1行を作れは橘さんのご紹介。どちらも著者が女性というのが共通点と言えば共通点です。パパ友同士で語るにはぴったりな妻のトリセツ。さっそくお借りして読みましたが、うーんどうなんでしょうか。タイトルの勝利とだけ言っておきましょう。

 

読書会って視野が広がりますね。ではまた来月!