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今一度おとこその主旨など

おとこそ2開催をいよいよ明後日に控え、参加申込みを着々と頂いている現在改めて「おとこの、子育て」略して「おとこそ」の主旨を説明したいと思う。

 

実は「おとこそ」の主旨は二つある。一つは「パパ友を作ること」である。ママ友はすぐできるのに、なぜパパ友はできにくいのか。ぼくもまったく人のことが言えずパパ友作れない人筆頭なのであるが、実際子育て広場などで子どもを遊ばせていても「子どもとだけ」しかコミュニケーションをとらないのが男性であるというのは自分をみても周りを見てもよくわかる。

 

翻って女性は周りにいる他のママさんたちとよくおしゃべりしていて、そこから親しくなっていくらしい。男にこれができないのは男ならではの問題として、何某かの共通体験を重ねないと友達になりにくいという性質によるものではないかと思うのである。子育てというのは共通事項ではあるが、共通体験ではない。男の場合何かを一緒にやったという体験を通してお互いを知り、友人へと発展していくのだろう。

 

そこでイベントを開催することにした。イベントという共通体験を通してあわよくば気が合うひとを見つけてパパ友を増やそうというわけである。これは主催者の我々だけでなく、参加者にとってもメリットを生む。参加者同士で仲良くなってくれればそれもまた嬉しである。

 

イベントの良いところは共通体験を生み出す機会を強制的に作れるところであるが、イベントだけでは時間が短すぎてそれっきりになってしまうのは否めない。そこで朝会とこのサイトが登場する。朝会は毎月一回亀戸周辺のファミレスに早朝集まって男同士でわいわいやる会である。継続して会う機会を作り続けることで、共通体験を深めようという狙いである。

 

本サイトは橘さんとぼくによる育児ブログを継続させ、情報発信の場として活かしたいと考えている。「おとこそ2」からイベント申込みも本サイトで受け付けることにし、子育て情報を集約する場所として使っていければと思っている。

イベントは打ち上げ花火であり、朝会とサイトこそが生命線である。

 

さて、二つ目の目的は、子育ての素晴らしさを一人でも多くの父親に伝えようというものである。子育ては大変である。楽しいことはたくさんあるが、そればかりではない。頭に来ることもある。意見の相違で夫婦喧嘩になることもあるだろう。自分の時間がほしい。しかしそんな時間は子どもがいなかった時代に比べれば無きに等しい。しかしこうした苦楽は子育てに参加してこその苦楽である。おそらく多くの男性がこの苦楽を味わう以前に子育てに参加していない。それはまったくもったいないことである。

 

子どもを授かったものだけが享受できる喜びや苦しみを知らずして人生を全うしてしまうのは、それほど残念なことはないのである。仕事で成功して大企業の社長にまで上り詰めたひとが死の床でなにかやり残したことはないかと聞かれ、家族との時間と答えたという。世間は幼児虐待のニュースで溢れそれを聞く度に胸が痛くなる。おとこそを持って日本を良くするなど大それたことは言わないが、一人でも子育ての喜びを発見してほしいという願いがおとこそに込められている。江東区の亀戸大島地区から全国に向けて少しずつその輪を広げていきたいものである。小さなことからコツコツと。

 

おとこそ2、まもなく定員締切となります。