
2020年最初の朝会は、今年最初の読書会でもある。
橘さんはもはや安定のビジネス書関係を今年も紹介してくれた。
「ぼくたちは習慣で、できている」
「あたりまえを疑え。THINK!」
「家族の幸せ」の経済学
の3冊。
このうち「家族の幸せ」は借りて今読んでいる。ぼくの好きな「イノベーション・オブ・ライフ」に似た本で、経済学を通じて家族の幸せを探ろうとする内容であるが、こちらのほうがよりデータ的であり、なにか方向性を指し示すというよりは過去のデータからこんなふうに読み取れますというだけにとどめているのがクリステンセンの本とは違う点だ。読み始めたばかりなので詳しい感想は言えないけど。
「ぼくたちは習慣で、できている」については独身だからできるよね、という意見で参加者一致。子どもがいたらまず無理なことだらけ。ただ靴下を1種類に絞るというようなことは楽でいいかもというのはいかにも男感覚かもしれない。
「鯨の絵巻」
「風が強く吹いている」
はぼくの2冊。最近本は読んでいるんだけれども図書館で借りているのでモノが手元にない。「風が〜」もそんな一冊。箱根駅伝を目指す青春小説である。学生時代こんな経験できたらよかったなあと思わせる内容。十人十色のキャラクターが生き生きしているのもいい。
「鯨の絵巻」はむかーし読んだ本の再読。短編なので数時間で読める。鯨漁に生きる男たちが時代の波に飲まれながらも必死に生きていく姿が描かれている。西洋人は脂をとってあとは捨てていたが、日本人は骨一本無駄にすることなく利用した。
「センスは知識からはじまる」
はAさんのご紹介。くまもんをデザインした方の本ということです。広告やキャラクターデザインについてのセンスは先天的に備わっているものではなくて努力して身につくものというご意見です。
今回の三人は読書会のほとんど定メンバーになっているが、それぞれが持ってくる本のジャンルがまったくかぶらないのが面白いところ。それゆえ興味のありなしも明確になるが、それもまた読書会のいいところです。時折おっというような本に出会えたらめっけもんですよ。