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2020年2月の読書会

朝会の一大コンテンツ、読書会を今月も行いました。今回もバラエティに富んだ本が揃いました。

 

まず橘さんのビジネス書コーナー(笑)

・プロティアン

・管理ゼロで成果はあがる

・「複業」で成功する

の3冊です。世の中にはいろんな考え方を提唱するひとがいるんだなあと。でも根底に流れているのは意外と同じことなのかもしれません。「管理ゼロ〜」は現代のアンチテーゼのようなやり方をしている会社ですが、おそらく仕組みだけ真似しても上手く行かないどころか破綻するでしょう。こういう仕組みを活かすには中で働いている人のマインドも変えないと無理だと思いました。

 

次はわたくし永井から。

・雪の練習生

・調書

の2冊です。どちらもまったく小説らしい小説で、なにが小説らしいかといいますと、映像化不可能という点で小説らしいのです。起承転結がある直線的な構成の物語と違って、主人公の内的世界と外的世界がとくに展開するわけでもなく行ったり来たりします。物語が動かないことに退屈を感じるひとは多いと思いますが、これらの本には小説の凄みが潜んでいるのです。

 

もう朝会常連になったKさんも2冊。

・殺戮にいたる病

・その悩み、豚に相談した?

です。

最初はミステリで二度美味しいミステリとのこと。「豚」のほうはもともとWEBで公開していたものをまとめて書籍にしたものということですが、WEBに載っていた面白い記事が落とされていて書籍版はいまいちとのご感想でした。

 

お次は昨年9月のイベントぶりの再会となったIさん。

・GRIT

ああもうね、この本わたくしの座右の書ですよ。それをこんなふうに別のひとから紹介されるなんて嬉しいですね。才能よりもやり抜く力!しれっとGRIT JAPANをここで宣伝しますよ

 

最後は前回イベントに参加くださったAさんより3冊。

・ヨチヨチ父

・きみは赤ちゃん

・男コピーライター、育休をとる。

です。すべて子育て関連本です。子どもが生まれるまではまったくピンとこなかったものが、子どもが生まれて自分ごと化した瞬間に読めてしまうというのはパパあるあるでしょう。

興味の欠片もなかったものがある日突然興味対象になるのは子どもに限らずすべての分野で言えそうです。だから今興味がないからといってそっぽを向かずにとりあえず聞いてみるという姿勢が大事だと思います。

 

この読書会はまさにそれで、自分に興味がないものでもまずは前向きで聞いてみると意外と新しい発見があるものです。それではまた来月!