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The Golden Month : DAY 6

不慣れなワンオペの5日間を生き抜いて最初の週末。

滝のような雨が時折視界を白く曇らせた。土曜日だが保育園が開園するまで毎日天祖神社に朝参りしようと決めてレインコートを着て表へでる。雨は強いが気温は高くベビーカーを押す手がかじかまなくていい。

 

やはり子どもというのは体を動かさないとうまくストレスが発散できない。だから雨降りでどこへも行くことができないとなるとその欲求不満を食べ物にあててお菓子をやたらに食べたがったり、両親の注意を引きたがったり、兄弟げんかを始めたりといいことがまるでない。

平時でさえ雨天の出かける場所にはいつも困っていたのに、施設という施設が閉まっている現在はうちにいるより他がなくますますもって切実である。

 

室内でできることとして、自宅でポートレイトを子どもたちと撮影しようとセットを組むも、子どもたちの機嫌が悪く散々だ。泣いてばかりいるから写真はやめようというと撮りたいと泣く。さあ撮ろうというとお兄ちゃんと一緒は嫌だ、妹と一緒はいやだと泣く。じゃあ別々にと言って妹を座らせると自分が疎外されたと勘違いして兄が泣く。うるせえなわかったよ、じゃあにいちゃん先ねと言えば妹が泣く。もう撮影どころじゃないので今日はやめたといえば両方泣く。どっちに転んでも泣くので結局どうしようもないカットをいくつか撮影して終了した。

 

妻がお昼は一人で食べてきていいよと言ってくれた。その時間だけ一人になれた。実に1週間ぶりのALONE。