
「長男のストレス」
日中公園で子どもを見ているときはワンオペである。
すると、必然的に下の子を中心にみることになる。同時に行動範囲も2歳児の範囲に限定されてしまう。それが5歳の息子にはストレスになっている。自由に遊べない。思い通りに行動できない。オレはあっちに行きたいのにちょっと待てと言う。オレは自転車で走り回りたいのに行っちゃいけないという。オレはオレはオレはオレは!
この行動制限により蓄積したストレスがたぶん原因だと思うが、なにかのタイミング(そろそろ帰ろうとか)で爆発して叫び、泣き、怒鳴る。
彼のストレス緩和策としてなるべく遠くの公園まで遠征することで自転車に乗る距離を伸ばし、体力を消耗してもらおうとしているのだが、日々力を増強している息子にとって2,3キロ先の公園など問題にならなくなってきている。ストレスが蓄積している息子はお菓子など食べ物を与えること以外のこちらの提案を拒絶すること自体が目的となり、妹がいるがゆえに実現できない彼の要求をこちらがのめないことで始まる負のスパイラル。
残念だが、ワンオペでみている以上有効な解決方法を思いつけそうにない。その代わり週末は二人っきりで自由に遊ぼうねと言っているし、実際そうしているが今を生きる彼にとって未来を想像して心を収めることなどできることではない。
ただでさえCOVID-19で行動が制限されている現在、ただ時間をつぶすのではなく子どもたち(どちらも)がのびのびと遊び楽しめるようにするにはどうしたらよいのだろうか。
今こそ親としてのクリエイティビティを試されているようだ。かつてぼくのメンターが、
「子育ては人生最高のクリエイティブワークです。なによりも家族を優先してください」
と言ってくれた言葉をぼくは今噛みしめている。